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Web主導でエコ・サポート事業を見える化 

エネルギー技術に関する研究開発、戦略立案、政策提言を行う株式会社エコ・サポート。コロナ禍である現在の経営課題を見直し、アフターコロナに向けて事業基盤の再構築を行いたい。再構築にあたっては、兵庫県産業活性化センターの「ポストコロナ出口戦略構築事業」の補助金を利用し、有限会社サードプレイスが事業計画のアドバイスを受託。社員2名とサードプレイスで協働を行った。 (本内容は有限会社サードプレイスが執筆、帰属します)

【実施期間 2021年9月~2022年1月】

①事業内容ヒアリング

会社の特徴(強み・弱み)、資産(人・もの・カネ・思い(こだわり))を把握し、社会の中での立ち位置と進む方向性、進め方のプランニングを行うことが、ヒアリングの目的です。

エコ・サポートは2000年開業 研究開発型コンサルティング会社

代表取締役:山本泰三(昭和16年生まれ)
大阪ガスを早期退職後、ISOコンサルタントとして独立。技術士(環境部門、総合技術監理部門)。

会長: anonymous
監査: anonymous
社員:2021年◯月より2名(as Consulting Assistant)
開業:2000年4月1日(設立1999年11月15日)
資本金:4,000万円

専門分野・取組み
  • 省エネ技術、燃焼技術、環境技術の開発・改良・評価
  • 環境アセスメント
  • ISOマネジメントシステム(品質・環境)の構築支援、審査
出版物

『太陽からのおくりもの』
『おんなじ夢を見てみんかよ』

最近の事業内容

Professional Engineer(総合技術監理)として、国内外の発電プロジェクトにコンサルタントとして活躍。省エネ技術の研究開発とエネルギー政策に関する論文発表、講演等にも注力しています。

論文・レポートは、HP「エコ・サポート通信」にて公開。(最近の国内外での活動はHPやWebをつかった発信ができていない)

2021年 紙媒体「エコ・サポート通信」を発刊。国会議員や政府行政機関、関係企業へ省エネ技術を分かりやすく解説。カーボンニュートラル社会の実現に向けた情報誌の送付を始めました。

新自由主義から脱却した地球にも地域にも生活者にもやさしい社会の形を兵庫・神戸から世界にひろげる地産地消型発電プロジェクトを立ち上げ、多くの生活者と国会議員の参画を募っています。(SDGs実践道場)

プロジェクト実施時期
夢洲GTCC発電計画の立案 及び 環境アセスメントの実施2011年~2015年
インドネシア オイルパーム農園の副産物を利用した発電計画2016年~ *コロナ禍で中断中
低環境負荷型sGTCCの研究開発(特許取得)2021年インドネシア国際特許
ゆうメール事業 「エコ・サポート通信」2021年9月~
SDGs実践道場 (会場:神戸市東灘区)2021年5月~
直近の実績

➁ヒアリング情報からの分析

ヒアリング時における会社の力(プラス要因・マイナス要因)を分析します。貸借対照表の考えに基づき、会社力バランスシートを作成し、会社の特徴や課題の客観的な把握を目的にします。

資産
プラス要因(対策可能な戦術)
負債・純資本
マイナス要因
コロナ対策の各種支援金・助成金活用コロナ禍における売上不足・資金ショート
新展開の立案・選択と集中(可処分時間の増加)コロナ禍での取組み事業の中断(インドネシア事案)
役割分担・DXへの可能性(社員の採用)役員退任
マーケッター視点の補完顧客視点の不足
社員・ひとを活かす仕組みでの事業展開へ人材育成力の不足
棚卸資産のWebを使った見える化
(環境を理念・テーマとした事業活動や社屋は時代を先取りしたもの)
社歴・社屋の不可視な価値が退蔵
Webを使った見える化特許の退蔵
Webを使った知見の見える化(共有化)知見・ノウハウの属人化(研究開発の成果物)
会社力バランスシート
エコサポート社屋はLOHAS的

上記、会社力バランスシートでは、マイナス面があれば、バランスを取るためのカウンター要素を判断する参考になります。少し分かりにくいので文章で要約しながら、会社の改善すべきポイントを補足します。

  • 年齢を感じさせない代表者のバイタリティー、知見の広さには目を見張るものがあります。しかし、技術系にありがちな顧客目線の欠如、顧客との共感を生まない一方向の経営判断になってしまっています。
  • 今までの視点にこだわらない多様な価値感、異なる世代の意見、マーケティングや心理学、社会学的アプローチも取り入れて経営のマイナス面を補完してください。経営の持続化に必要なレジリエントなバランス力を高めてください。
  • コロナ禍のマイナスにも当然プラス面があります。ポストコロナ時代に向けた出口戦略を立てることが国家的な課題です。(代表の言う国の助成に頼らないという自立した考え方も大事です。が、政府の財政出動も利用し、人文社会的な視点も取り入れた経営戦略を立案し、将来社会に価値を創出してください)
  • 手持ちの資産(長年の研究開発の成果物である特許、技術的知見 及び 専門家ネットワーク)は、無形資産です。その棚卸を順次おこないながら、属人的な情報を活用可能な資産へと”見える化”してください。
  • Webサイトを使って棚卸資産の”見える化”を社員で進めれば、退蔵されて見えない資産が全社員共有の資産になるとともに、人材を活かすことにもつながります。Webサイトの内製化は社員を育て、資産を活用化する実践的取り組みです。
  • WordPress®というWeb構築システムの進化とWebサイトの表現力向上には目を見張るものがあります。活字情報にとどまらない画像・音声・動画などを最適に組み合わせることで、難解に思われがちが技術系の情報やメッセージも届けやすく、理解されやすくできます。

Webサイトの内製化を通して、人材の育成・知見の見える化 を行ってください。その上に顧客とのコミュニケーションを持続的に生み出す事業計画を策定。事業展開はデジタル・アナログの2本立てで行う必要があります。

③個別の問題解決へのアプローチ

ヒアリングの段階で見えてきた取組中の課題への筋道をmemoしておきます。

3-1. インドネシア パームヤシ農園の副産物を利用した発電計画

2016年頃より、コロナ禍が始まるまでに計18?回 インドネシア出張を行い、政府機関である○○○○等と計画立案に携わりましたが、現在Pending中。

広大な国土、農業生産性の高いインドネシア国と日本国の持つ環境に低負荷なエンジニアリング技術を組み合わせる経済協力を結ぶことができれば、2050年実質カーボンニュートラルを達成できる道筋が開けます。

この事業は再開可能なタイミングでテーブルに戻ることが望ましいです。それまでの関係性の継続 及び 情報の共有を維持してください。

– keyword –

オイルパーム農園、副産物利用、ゼロエミッション、GTCC発電、sGTCC特許、カーボンニュートラル、電気の地産地消、 etc,

3-2. ゆうメール事業『月間エコ・サポート通信』

主要なテーマは、エネルギー戦略に関する国家の政策レベルのものになっています。読者を想定し、相手をサポートする視点でメッセージを配信する改善が必要と考えます。

現状課題
  • 出力から郵送を含め、作業に掛かる手間・コストが膨大
  • 記事の品質が保てる運営改善(人材活用)が必要
  • 想定読者(ペルソナ)の再設定が必要
  • メルマガ(foomiiサイト等)での配信も平行して実施したい
  • Youtubeでの動画配信も検討可能。
  • セミナー(対面/非対面)形式での情報発信も視野に。
– 解決の方法(案)-

国会議員や行政担当者、関連企業等、TOP層へのメッセージを届ける方法と、一般生活者層へのメッセージを届ける手法は別チャンネルです。エネルギーに関するテーマ・関心は同じであってもTOP層から社会に変革を生み出す流れと、BottomUpで社会に変革をもたらす流れは2Wayに分けて、異なる立ち位置・言葉遣い・メディアで行っていきたいところ。

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